MKT594 MOVIE RANKING Vol,5「2018年のベストバウト TOP3」

今や世界中のフリースタイラーでその名を知らない人はいないフリースタイルバトルカメラマンのMKT594。
通算1,500以上のバトルをカメラに収めてきたシーンに欠かす事のできない最重要人物である彼が、毎回テーマを決めてバトルムービーをピックアップ!
第5回のテーマは「2018年のベストバウト TOP3」。
フリースタイル通のMKT氏が選ぶ2018年のベストバウト。見逃せない!
以下MKT594氏コメント

1月下旬に木場のBALL TONGUE(ボールタン)で行われたフリースタイラー新年会にて、2018年ベストバウトTOP3を発表!
2018年の観戦・撮影バトル数は個人的事情もあって220バトルと、例年の6割程度に減少したが、その中でのベスト3を選出したため、自分が訪れていない大会でもっと良いバトルがあったりしたかもしれない。多少の偏りはご了承頂きたい。

ベストを選ぶ基準は昨年と同様で
・両者ともに高いレベルのFreestyleを披露し、持ち味が存分に出ていること
・互いのミスが出来るだけ少ないこと
・会場が大きく沸いていたり、騒然とした空気感が現場に漂っている事
この3つの条件に当てはまるバトルこそベストにふさわしいと考えた。
結果、やはり今年も昨年と同様に年の後半でレベルが上っており、TOP3全てが、みんなの熱量や想いが一番高まっていたbac to pec FINALからの選出となった。

[No,3] bactopec2018FINAL “Dribble” 1stRd4 whitea vs TAKERU

ドリブルバトル前人未到の5連覇を狙うwhiteaと静岡のTAKERU。昨年のドリブルバトル決勝カードの再現となるハイレベルな1回戦。互いに細かいテクニックとダイナミックで大きなムーヴがバランスよくミックスされた密度の高いバトルだった。

[No,2] bactopec2018FINAL “Dribble” FINAL whitea vs SHIRO

ドリブルバトルの決勝戦。両者ともいい意味で力が抜けた状態でフリースタイルを楽しんでいたように感じた。フリースタイルバスケはもともとバスケットボールを使った「遊び」が起源で、その時代を知っている2人ならではのムーヴの掛け合いが良かった。来年以降は緩急の「緩」でどれだけ魅せられるかが重要になるだろう。

[No,1] bactopec2018FINAL “Freestyle” Semifinals2 Kamikaze vs yu-ta

これまで見たことのない新鮮かつキレのあるムーヴで会場を何度も沸かせたyu-taは今年1番のサプライズだろう。
もったいないミスもいくつかあったが、憧れのKamikaze相手に臆することなく美しいムーヴを披露。魅せる技の発想力では群を抜いていたし、これからの成長が楽しみだ。
Kamikazeは得意のボディロールを中心としたムーヴを披露。左右だけでなく高さも活かし、ステージを存分に利用している。また、難度の高いムーヴもいとも簡単にやってのける余裕っぷりも王者の風格が漂っていた。

[おまけ] bactopec2018FINAL “Freestyle” 2ndRound Kamikaze vs YOH

1位に選んだバトルはベストバウトではあったが、Kamikazeの動きとしてはこちらの方が良かったため、おまけとして紹介。
多少のミスはあるものの、セミファイナル以上の風格漂うムーヴはジャッジさえも感嘆する素晴らしいパフォーマンス!
YOHは高いポテンシャルを発揮しきれず惜しい敗戦となったが2年連続でKamikazeと対戦し相当な経験値を積んだであろう。2019年の活躍も楽しみだ!

以上、2018年ベストバウトTOP3でした!
と言うわけで、勘の鋭い方はお気づきかと思いますが、全てのバトルに北海道勢が入っています。(whitea、yu-ta、YOH)
2018年は全国各地のバトルで北海道フリースタイラーが席巻した大会が多く、北海道の勢力が大きく伸びた1年でした。
この強さの秘密に迫った記事が、絶賛発売中のFLY MAGAZINE ISSUE08に掲載されています!
是非お手にとってご覧下さい!
https://www.amazon.co.jp/dp/B07KZHV93P/


About MKT594
通算1,500以上のバトルをカメラに収めてきたフリースタイルバトルカメラマン。
数々のバトルを収めるその姿は世界中のプレーヤーから厚い信頼を得ている。

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